シングルマザーはネット上で「優遇される過ぎ」「クズしかいない」「男を見る目のないバカ」などと好き勝手言われていたりします。

とはいえ、実際にシングルマザーとして生きている私ですが現実世界ではそのように嫌ってくる方に出会った事はないですね。
しかし、ネット上ではシングルマザーへの偏見や批判的な意見が多くて、そのような意見を目にすると心が痛くなってしまうことも多々あります。
同じようにネット上の意見を目にして落ち込んでしまうシングルマザーさんも多いのではないでしょうか。

世の中には「シングルマザーふざけんな!」とシングルマザーに対して苛立ちや批判的な意見を抱えている方々が多いようなので、なぜそのような事態になっているのか私なりに調べて考えてみました。
シングルマザーふざけんな!と叩かれる5つの理由
「シングルマザーふざけんな!」と叩かれる理由はなぜなのかを私なりに考え、調べてみた結果をここに記していきます。
- 税金面で優遇されているから
- 自業自得なのに国からの支援や元旦那から養育費やらもらってるから
- 「シングルマザーで大変なんです」と被害者面しているから
- 育児しないで男と遊んでるから
- 職場で優遇されすぎ
税制優遇されている
シングルマザーは所得税や住民税と、税金の面で優遇されているのは事実です。
ひとり親家庭は税制優遇があるので、所得が低いと非課税世帯になることも少なくありません。
ひとり親控除が適応されていたり、収入が低くて非課税世帯になってしまうことにより、「税制優遇されてずるい」というイメージが植え付けららえている点はあるようです。
減免制度がある
ひとり親世帯は、減免制度もあります。
代表的なのは下記の3つ。
- 国民年金
- 国民健康保険
- 保育料

私たち夫婦は共働きで働いて高い保育料を支払ってるのに…シングルマザーだからって保育料が安かったり無料になるなんてずるい。
このように自分の生活とシングルマザーの生活を比べてしまうママさんやパパさんも少なくないようです。
国や元旦那からの支援がある

離婚したのは自業自得のくせに、国や旦那から支援してもらってずるい!
という批判的な意見を投げかけて来る方もいらっしゃいます。
みなさんご存じかと思いますが、日本では日本国憲法第25条、日本国憲法の第3章にある条文で下記のように規定しています。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
② 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
養育費は子どもに与えられた権利ですし、誰もが離婚しないという保証はどこにもありません。

国や元旦那からの支援があるといって批判的な意見を持っている方は自分の生活に不満がある方が多いような気がしますね。

被害者面している
シングルマザーの中には、被害者面をしている方も確かにいらっしゃいます。

好き好んでシングルマザーになったわけじゃなのに。なんで私ばっかり辛くて苦しい思いをしなきゃないの!!
などとTwitterで呟いていたり、全てを元旦那や子父のせいにして前を向いて生きていくことのできてないシングルマザーさんたちがいるのも事実です。

とはいえ、被害者面しているシングルマザーさんは人間的に成長しないと思いますので、そっとしておいてあげるのが一番いいでしょう。
男と遊んでいる
「子どもを親や保育園に預けて男と遊んでる!」とシングルマザーを批判する方々もいらっしゃいます。

私も自分がシングルマザーになるまでは、子どもを預けてまで男と遊ぶなんてあり得ないと思う派でした。
しかし、実際に自分がシングルマザーとして子育てをしていく中で、自分の欲望を満たすためだけに男と遊んでいる(会っている)とは限らないと思うようになったのです。

子どもと2人きりで息抜きもできない生活が続くと、精神的に余裕がなくなってしまうこともあります。育児に悪影響を及ぼしてしまうのならば、男性と会って気分転換をするのはアリではないでしょうか。
シングルマザーさんの中には「子どもが小さいうちに父親になってくる人を探している」と、婚活を頑張っているケースもあるでしょう。
男性と遊んでいる=育児を放棄しているわけではなく、目的はさまざまなので他人が否定的なイメージを勝手につくりあげるのは避けた方がよいのではないでしょうか。

職場で優遇されすぎ
シングルマザーは、父親に頼れない分子どもが熱を出してしまった時などは仕事をお休みしなければいけないケースが必然的に多くなってしまいます。
なので、「あのシングルマザー仕事休んでばかりよね」「誰にも頼れないからっていつも仕事を後回しにして」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

子どもが小さければ小さいほど風邪をひいたり体調を崩したりしてしまうものです。実家などの助けをかりられないシングルマザーは、仕事を休むしか選択肢はないのです。
旦那さんがいる場合は、旦那さんに仕事を休んでもらって母親が出勤することも可能かもしれませんが、旦那さんより稼いでいる女性ではない限り、ほとんどの家庭では母親が仕事を休むことになってしまうでしょう。
子どもがいて働いている時点で、シングルマザーに限らず職場で優遇される(急な休みを理解してもらう)ことはあります。
シングルマザーがクズでバカだといわれる3つの理由
次に、シングルマザーがクズでバカだといわれる理由について調べて考えてみました。
- 働かずに生活保護を受けている
- 結婚してない状態で子どもを妊娠した
- 仕事が水商売
働かずに生活保護を受けている
働かずに生活保護を受けているシングルマザーさんも中にはいらっしゃるでしょう。
とはいえ、元旦那からDVを受けたり、不倫されたりして精神的に働けない状況になっているのかもしれません。
もしくは子どもに重度の障害があり、子育て以外のことに手をまわせないという状況もあり得るでしょう。
働かずに生活保護を受けている=楽して育児をしているとは限りませんよね。

生活保護を受けているシングルマザーは怠けて生きているんだと勝手な偏見を持って批判している方も少なからずいると感じるので、事情もしらずに憶測で判断する人が減ってくれることを願います。
結婚していない状態で子どもを妊娠した
シングルマザーの中には、結婚してない状態で子どもを妊娠し、未婚シングルマザーになってしまい困っているという方もいらっしゃるようです。
結婚を前提にお付き合いしていたケースだとしても、妊娠をすると男性側の気が変わって逃げられてしまうこともあります。
その場合、逃げた男性が一番悪いのは間違いありませんが、「結婚してない状態で子どもを作ってしまった」という女性側も非難されることがあります。
確かに、法的に夫婦になっていない状態での子づくりは父親に逃げられるケースもあるので、慎重になるべきです。

認知や養育費の件も絡んでくるので、法律に守られた状態で妊娠・出産をするのは大切なことだと未婚シングルマザーになってしまった筆者は考えております。
一方で、性にだらしないシングルマザーさんも少なからずいらっしゃるようですが、シングルマザーをひっくるめて「男好きだ」とか「クズでバカ」だと決めつけるのはやめていただきたいものです。
仕事が水商売
水商売の仕事に悪い印象を抱いている方は少なくないかもしれませんし、水商売=シングルマザーのようなイメージを持ってしまっている方も中にはいらっしゃるようです。

私は実際に水商売の仕事に就いたことがないのでなんともいえませんが、水商売に誇りをもって働いている方もいらっしゃると思うので職業だけで他人を批判するのはよろしくないと感じています。
学歴の問題であったり、性格の問題であったり、収入の面でどうしても水商売を選ぶしか選択肢がないシングルマザーさんもいらっしゃることでしょう。

水商売をしているシングルマザーさんは養育費をもらえていないケースが多いともきくので、水商売をしているシングルマザーだけではなく、父親の責任を果たしていない逃げた父親のことを批判して欲しい気持ちになることもありますね。

まとめ
インターネットの世界では、匿名で好き勝手他人のことを批判している方が数多く存在します。
ですが、その言葉だけを鵜呑みにしてしまうと、シングルマザーとして生きていくのが辛くなってしまうこともあるでしょう。

私は実際にシングルマザーとして生きてますが、まわりの人たちはとても理解があり優しい方々ばかりです。
そして他人のことを批判するという方は、「自分の人生に満足をしていない」又は「暇人」の方がほとんどでしょう。
- シングルマザーに批判的な意見を持っている方は、他人のことではなく自分自身のことに目を向けましょう
- シングルマザーだからと自己肯定感が下がってしまっている方は、批判的な意見をみないようにしましょう

ということを心がけて生きて行くとより人生が楽しくなると思うので試してみてくださいね。
