1歳からの保育園はデメリットだらけ?子どもがかわいそうで愛情不足になる?

保育士さん
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  • 「子どもを1歳のうちから保育園に入れるなんてかわいそう」
  • 「3歳までは親が育児をしてあげるべき」
  • 「子育てよりも仕事を優先する必要があるの?」

など、1歳からの保育園の利用は、時には否定的な意見が聞こえてくることもありますよね。

とはいえ、シングルマザーの場合は自分で仕事をしてお金を稼ぐ必要があるため、子どもを1歳どころか0歳児のうちから保育園に預けている方は非常に多いようです。

https://twitter.com/mi_ko_single/status/1488897444863963138

私は子どもが1歳になった年から保育園に預けています。しかし、子どもを保育園に預ける前は非常に悩みましたし、預けてから1ヶ月くらいは非常に心苦しい日々が続きました。

現在保育園に入れるかどうか悩んでいたり、苦しい気持ちになっているママさんは、シングルマザーに限らずこの記事を読み進めてください。

目次

1歳からの保育園はデメリットだらけ?

1歳から保育園を利用するとなると、子どもへの愛情不足などのことが気にかかるママさんも少なくないでしょう。

実際に1歳から保育園を利用している私も、保育園の玄関で泣き続ける我が子をみるのは辛いものがありました。

最初のうちは、子どもがよく泣くので1歳から保育園を利用することはデメリットに感じるかもしれませんが、実際に利用している私の意見としては将来的なデメリットはほぼみあたりません。

保育園に慣れて来ると、子どもの笑顔が増えたり、言葉も増えたりと、デメリットどころかたくさんのメリットがありました。

1歳から保育園に預けて感じているデメリット

1歳から子どもを保育園に預けて感じているデメリットに関しては、子どもの様子をみる限り見当たりません。

一方、母親である私自身が感じているデメリットをいくつかあるのでご紹介します。

  1. 子どもに対して罪悪感を感じることがある
  2. 仕事と子育ての両立が難しい時がある
  3. 将来後悔するのではないかと思う瞬間がある
  4. 風邪をうつされて苦しそうな姿をみたとき

1歳から保育園に預けるのは、子どもよりも母親へのデメリットがあると感じています。

子どもに対して罪悪感を感じることがある

1歳から保育園に預けてからは「本当なら私が毎日付きっきりで育児をするべきなのに…」と子どもに対して罪悪感を感じてしまうことがありました。

子どもが保育園に行きたがらない日や、「ママと一緒にいたいー!」と泣いてしまう日は、非常に申し訳ない気持ちになりましたね。

仕事と子育ての両立が難しい時期がある

仕事が忙しくなりすぎると、心に余裕がなくなって子育てとの両立が難しい時期がありました。

仕事で疲れているから夕飯を手抜きしたり、子どもが遊びたがっているので遊んであげられない日もありました。

しかし、全てを頑張ろうとするとメンタルや体調を崩しかねないので「今は頑張りすぎないようにしよう」と思いながらなんとか日常を乗り越えて生活をしていました。

将来後悔するのではないかと思う瞬間がある

子どもとなるべく一緒にいたいのならば、1歳から保育園に通わせることで「将来後悔することになるかもしれない」と思うことがあります。

リアルタイムで子育てをしていると、常に「ママ、ママ!」とくっついてきて大変な瞬間もありますが、そんな時期は人生の中で考えるとたった一瞬です。

将来「もっと子どもと遊んであげたかった……」と後悔しないためにも、子どもと一緒に過ごせる時間は子どもをことを優先して生活することを心がけています。

インターネット上やSNSでは、「3歳までは子どもを預けずに母親が子育てに専念するべき」という3歳児神話を目にすることもありますよね。

しかし、現代では三歳児神話の根拠はないといわれています。

〇子育てについては専業主婦により高い不安傾向。家に閉じこもって、終日子育てに専念する主婦は、子育てについて周囲の支援も受けられず、孤独感の中で、子ども中心の生活を強いられ、自分の時間が持てないなどストレスをためやすいためではないか。

〇母親が子育てに重圧やストレスを感じながら子どもに接することは、子どもの心身の健全発達に好ましくないことはいうまでもなく、児童虐待という事態に至ることもある。母親と子どもが過度に密着することの弊害も色々と指摘されるようになってきている。母親の育児不安を解消するには、できる限り多くの人が子育てにかかわる中で、母親自身も過度の子どもとの密着関係を見直すことが必要。

〇これらのことを踏まえれば、三歳児神話(子どもは三歳までは、常時家庭において母親の手で育てないと、子どものその後の成長に悪影響を及ぼす)には、少なくとも合理的な根拠は認められない。

厚生労働省HPより:平成10年版厚生白書の概要

むしろ、私は1歳から子どもを保育園に預けていますが、保育士さんからもたっぷり愛情を与えてもらい子どもはすくすく育ってくれています。
保育士さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

風邪をうつされて苦しそうな姿をみたとき

保育園に通うと、風邪やウイルスは確実にうつされます。

小さいうちから子どもが熱を出して苦しそうにしている姿をみるには非常に辛いです。

始めのうちは「保育園の子たちにうつされてかわいそう…。」なんて気持ちにもなりましたが、風邪をひいて子どもは免疫がついていきます。

強い身体へ成長するには必要不可欠なことなので、遅かれ早かれいつかは通る道なので親は見守るしかないと思うようになりました。

1歳から保育園に入れて後悔していること

泣いている子どもを抱きしめる母

今では1歳からの保育園利用で後悔している点はありませんが、保育園に預け始めた頃に「1歳から保育園を利用して後悔した…。」と思った点はありました。

  • 子どもがギャン泣きする
  • 同世代の子どもがいつもママと一緒にいるのを目にしたとき申し訳ない気持ちになった
  • 子どもが新しくできるようになったことを1番にみれないこともある
  • 風邪をうつされて苦しそうな姿をみたとき

子どもがギャン泣きする

保育園に預け始めて1週間~1か月間は、園の玄関先でギャン泣きしてしまう子がほとんどでしょう。

我が子は1ヶ月以上もの間、ギャン泣きする日が続きました。

子どもに泣かれると、親は非常に辛くなりますよね。

シングルマザーの場合は特に、自分で働かないと生活がなり立ちませんから「父さんがいたら、私は育児に専念できたかもしれないのに…」と思ってしまうこともあるでしょう。

同世代の子がいつもママと一緒にいる

同年代の子がいつもママと一緒にいる姿を目にしたときなども、「本当は保育園に1歳から預けたくないのに…」と後悔してしまうこともありました。

仕事よりも育児に専念したいと思っているママさんは、この点で後悔しがちになってしまうかもしれません。

子どもの成長を1番にみてあげられないこともある

保育園に預けると、子どもの成長を1番にみてあげられないことが多くなってきます。

たとえば1歳児ですと「服を自分で脱げるようになった!」「トイレと言えるようになった!」「新しい言葉を話し始めた!」など。

保育園に預けるまでは、全ての成長を誰よりも先に感じることができていました。ですから、保育士さんから子どもの成長報告を受けるたびに少し寂しい気持ちになることもありました。

1歳から保育園に預けると子どもは愛情不足になる?

1歳から保育園に子どもを預ける場合「母親が傍にいて子育てができないから愛情不足になってしまうのではないか?」と心配になってしまう方もいらっしゃるでしょう。

1歳から保育園に預けて子どもに悪影響はあるの?

実際に子どもを1歳のうちから保育園に預けていますが、悪影響は一つも思い当たりません。

むしろ、1年経って進級するころにはクラスの子たちと仲良くなり、コミュニケーションも自ら取れるようになり、子どもが生き生きしてきたように感じています。

ちなみに1歳児の場合、4月生まれと12月生まれでは話せる言葉や成長スピードがだいぶ違います。

だからこそ、同じ年齢でも早生まれの子と接することで言葉を自然と覚えたり、仕草や遊び方を子ども同士で学ぶことができるメリットがあるのです。

1歳から保育園に入れて良かった瞬間ベスト10

保育園の子どもたち

私の場合、子どもを保育園に預けて半年ほど経過してからは「保育園に通わせて良かった!」と思うことが増えました。

  1. 子どもがイキイキしてきた
  2. 友達がたくさんできた
  3. 夏祭りや運動会など家では出来ない行事がある
  4. 言葉をたくさん話すようになった
  5. ママが教えたことがないことでも保育園からしっかり吸収している
  6. 工作物を持ち帰ってきたとき
  7. 夜中まとめて寝てくれるようになった
  8. トイレでおしっこが出来るようになった
  9. 毎日美味しい給食を食べて好き嫌いがなくなった
  10. ママが余裕のある生活を送れるようになった

保育園にはマイナスなイメージをいだいていた私ですが、子どもが慣れてからはたくさんのメリットを感じられるようになりました。

子どもがイキイキしてきた

保育園に預けて1ヶ月程、我が子は悲しそうな顔をしたり泣いていましたが、お友達や先生に慣れてくると表情がイキイキしてきました。

保育園に預ける前よりも笑顔が増え、自己表現もしっかりできるようになりました。

保育園に通って10ヶ月ほど経過したあたりからは、嫌がることもなくニコニコして通ってくれるようになりました。

友達がたくさんできた

保育園のお友達と遊ぶ姿

保育園に通い始めたことで、男女関係なくクラスの子やお兄さんお姉さんの友達が出来ました。

2歳になる前には、園のお友達の名前もしっかり言えるようになりました。

「保育園でなにしたの?」と聞くと「○○君、ブーブー!」と友達と遊んだ内容まで報告してくれるようになった時は感激しましたね。

そして異性のお友達と遊ぶことで幅広い遊びに興味を示すようになったり、保育園に通ったことで子どもの視野は確実に広がったと感じています。

1歳児クラスだと、上のクラスの子たちが可愛がってくれたりお世話をしてくれますし、保育園が終わってからもお兄ちゃんやおねえちゃんが外で一緒に遊んでくれることもあります。

大人以外の人と関わっていく経験を小さいうちからさせてあげられたのは良かったですし、母子共に孤独な生活から抜け出すことができたと感じています。

夏祭りや運動会などの行事がある

保育園の行事で夏祭りや運動会などが行われたので、子供に貴重な経験をさせてあげられることが出来ました。

コロナ禍の影響で近所の夏祭りイベントは無くなってしまったり、人が集まる場所へなかなかいけなかったのでこのような行事は非常にありがたかったです。

自粛続きで子供を外に連れて行けない時期もたくさんありましたが、保育園に通わせていたことで子供のストレスも軽減されていたのではないかと思うようにもなりました。

言葉をたくさん話すようになった

保育園に通わせてから、言葉をたくさん話せるようになりました。

言葉だけではなく、歌もよく歌ってきかせてくれます♪

保育士さんも「子供同士でコミュニケーションを取った方が言葉を覚えるのは早いです。」とおっしゃっていましたが、親も驚くほどのスピードで成長しています。

1歳児クラスといえど、4月生まれの子は大人と普通に会話をしている子もいる状況なので、同じクラスの早生まれの子からどんどん言葉を吸収しているようです。

そして、私が教えたことのない言葉も歌もどんどん覚えてくるので、保育園ではたくさんの良い刺激を貰っていることがよくわかります。

保育園で学んだことをしっかり吸収してくる

先ほどお伝えしたように、言葉や歌以外にも保育園で吸収してくることはたくさんあります。

たとえば、保育園のお散歩ででかけた場所や道を覚えてくるのです。

私と行ったことがない場所でも、私の手をひっぱってその公園まで案内してくれたことがあります。本当にびっくりしましたね。

年齢が上がるにつれて、吸収してくる内容がどんどん増えていきました。

工作を持ち帰ってくる

子どもがつくった工作

保育園では、雨でお散歩や公園に行けない日や、四季折々のイベントの際などにみんなで工作をしているようです。

出来上がった作品は家に持って帰ってきてくれますし、家にあるもので作れる工作ばかりなので、雨の日子供と遊ぶ選択肢が広がって勉強になることも多いです。

自慢げに自分の作った工作をみせてくれる姿は本当にかわいいです。
子どもの作品を部屋に飾る楽しみも増えました。

夜中まとめて寝てくれるようになった

保育園では身体を動かすので、疲れて夜中まとめて寝てくれるようになりました。

生活リズムも整い、早寝早起きの生活になったので1人で育てている私としては非常に助かっています。

産後はなかなか寝る時間も取れず、身体への不調もありましたが、子供を保育園に通わせてからはだいぶ身体も心も余裕が出て来たと感じています。

トイレでおしっこができるようになった

保育士さんが「今日おトイレでおしっこが出来るようになりましたよ!」と報告をしてくれたことがありました。

家ではまだトイレで出来たことがなかったのでとても嬉しい反面、一番に子供の成長をみてあげられなかったので残念に思た記憶があります。

とはいえ、家では出来ないことでも保育園に通っているお陰で出来るようになることもあるのは、やはり回りの環境やお友達との付き合いがあるからなのかなと感じました。

給食を食べるようになって好き嫌いがなくなった

我が子を通わせている保育園は、給食に力を入れている園なので毎日とても豪華な給食を食べているようです。

栄養士さんが献立を考えるので、バランスの良い食事を子供に食べさせることが出来る面では非常にありがたいです。

シングルマザーとして子どもを育てていると、忙しかったり疲れているとどうしても食事は簡単なものになってしまうことがあります。

そして、比較的安い材料でお料理をしていたので、子どもに作ってあげるのはいつも似たようなレシピばかり。

ですから子供が嫌いで食べてくれないものはなるべく作りませんでしたが、保育園で給食を食べるようになってからは好き嫌いなくご飯を食べてくれるようになりました。

ママが余裕のある生活を送れるようになった

保育園に通わせている日は仕事をしているから忙しいと思いきや、メンタル面では楽になった部分も多いと感じています。

子どもから離れて自分だけの時間を過ごすと気分転換にもなりますね。

四六時中子供と一緒ですと、ストレスを感じることもありますし、自分に余裕がない時はちょっとしたことでイライラしてしまうことがあります。

ですが保育園に通わせることで、仕事に加えて家事に時間を割けるようになったため、生活に余裕ができました。

もちろん「寂しいな…早く会いたいな。」と思う瞬間もあります。

だからこそ、子どもと一緒にいられる時間にしっかり向き合って過ごせるようになりました。

子どもと過ごす時間は、「長さではなく質が重要」だと思うようになりましたね。

まとめ:一歳から保育園にいれても愛情不足になるとは限らない

子どもを高い高いするママ

子どもを小さいうちから保育園に預けると、ほとんどの方は後悔したり寂しい気持ちになってしまうかもしれません。

本当なら一緒にいてあげたいし、保育園に預けたら愛情不足で子どもに悪影響がでないか心配……。

と思ってしまうママさんも少なくないでしょう。

ですが、保育園を利用するとママ以外の大人から愛情を与えてもらうことができます。

特にシングルマザーは、子どもと2人の生活ですから、子どもがママ以外の大人に愛されるという経験は重要になってくると感じています。

子どもが小さいうちから、自分の世界を広げ、たくさんの人たちと触れ合って子ども自身の人との繋がりを広げていくことはとても貴重な経験になるのではないでしょうか。

シングルマザーは1人で子育てするわけですから、大変なことも多いため、保育園との繋がりがあるだけで心強い点もメリットに感じています。

子どもが小さいうちから保育園を利用し、生活を整えていく選択も視野にいれていくと良いでしょう。

人気の保育園はシングルマザーであっても入りにくいこともあるので、早めの保活がおすすめです!

保育士さん

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