未婚で妊娠し、相手の男性が父親の責任を取ってくれない場合などは、シングルマザーになる覚悟の上で出産に挑むことになります。
未婚シングルマザーになるということは、生活面や経済的な面でも不安や心配事がつきまとうことでしょう。
精神的に弱ってしまい、中絶を考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

中絶をして、妊娠した事実をなかったことにできたらいいのに…。
そう思って人生をやり直そうとしても、中絶の傷はなかなか消えませんし、将来的に後悔してしまう可能性もあります。
出産、又は中絶の選択をするにしろ、相当な覚悟が必要なのです。

私も実際に中絶を考えた時期もあったので、子どもを産むか産まないかで悩んでしまう気持ちは非常によくわかります。そんな私が子どもを産む覚悟ができた理由や、未婚シングルマザーになる心構えについてお伝えしていきます。
未婚で出産したいけど自信がない時の対処法

何度でもいいますが、未婚で出産するということは相当な覚悟が必要です。
そして、例え未婚で出産することを覚悟できたとしても、妊娠中は精神的に不安定になりがちなので「やっぱり未婚シングルマザーとして育てていく自信がないかも…」「中絶した方が良いのかな…」などとマイナスな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
なかなか未婚で出産する覚悟が決まらない方や、覚悟が決まったはずなのに気持ちが揺らいでしまいがちな方は下記の3つのことを試してみてください。
- ノートに正直な気持ちを書く
- カウンセリングに通う
- 同じ境遇を乗り越えた人に相談をする
それぞれ詳しくご説明していきます。
ノートに正直な気持ちを書く
頭で考えても自分がどうしたいのかわからない場合は、ノートに正直な気持ちをどんどん書いてみましょう。
ノートに自分の気持ちを書く際の注意点ですが、他人にどう思われるかは考えずに書きましょう。
覚悟を決めるために必要なのは、あなたがこれからどうして生きたいか?子どもをどうやって1人で育てていくか?子どものために何ができるか?をひたすら考えることなのです。
他人の目を気にする必要はありません。
他人の目を気にしたり不安になったとしても、悪いイメージが大きくなってしまう可能性が高いです。

私の場合、妊娠中は他人の目や他人にどう思われるかを非常に気にして生きていました。しかし、未婚シングルマザーになってからは他人の目や他人にどう思われるかよりも自分がどうしたいのかをしっかり考えるようになりました。
カウンセリングに通う
もしも金銭的に余裕があるのなら、カウンセリングに通うと自分の内面の気持ちとしっかり向き合うことが出来るのでおすすめです。
日本人が抱いているカウンセリングのイメージといえば、「うつ病の人が受けるもの」「精神的に病んでいる人が受けるもの」というイメージが強いのではないでしょうか。
実は海外では、カウンセリングは日本よりも敷居が低く、気軽に受けにいけるものなのです。

私は実際に妊娠中から産後までずっとカウンセリングに通っているのですが、そのお陰か自分自身の気持ちとしっかり向き合えるようになってきました。
同じ境遇を乗り越えた人に相談する
未婚で出産する覚悟がなかなか出来ない時は、あなたと同じような境遇を乗り越えた人に相談しましょう。
繰り返しになりますが、重要なのは「問題を乗り越えた人に相談すること」です。
もしくは、あなたが選択したことを「心から応援してくれる人」に相談するといいでしょう。

例えば、現在あなたと同じような境遇で同じように悩んでいる方に相談しても共感はしてもらえるかもしれませんが、決して問題は解決しませんよね。
ですから、実際に問題を乗り越えた人の意見が何よりも参考になるはずなのです。
そしてもう一点大切なのは、あなたは相談相手に影響されすぎないように気を付けること。

あなたの人生の責任はあなたにしか取ることが出来ないので、最終的な判断は絶対に自分の気持ちを優先させて覚悟を決めましょう。
弱気になってしまう時に絶対にやってはいけないこと

「未婚で出産する!」と覚悟を決めても、時には弱気になってしまうことはありますよね。
そんな時に、下記の3つのことだけは絶対にやらないようにしましょう。
- ネット掲示板で相談したりネット掲示板を覗く
- 明らかに理解してくれなさそうな人に話す
- 将来のことばかりを考える

悩んでいる時は、これらのことからはなるべく離れて過ごすことが大切になってきます。
ネット掲示板で相談する
ネット掲示板であなたの相談をきいてもらうのは、大変危険です。

メンタルが強くて、何を言われても大丈夫という方なら他人の意見をきくという点ではメリットがあるかもしれませんが…そのような方はなかなかいないのではないでしょうか。
私は実際に相談したことはありませんが、ネット掲示板で未婚シングルマザーさんが投稿した記事を読んだ事があります。
かなり厳しめの意見が書かれていたり、否定的なことを書かれているものもありました。
とはいえ、中には未婚で出産経験があるシングルマザーさんが真剣に答えて下さっているものもあったので、参考になるケースもあるでしょう。
しかし、未婚シングルマザーさんが相談に乗ってくれるかはわからないので、よく考えてから投稿する必要があります。
妊娠中は不安定ですし、未婚で出産するということは大きな不安が伴います。

見ず知らずの他人に否定されたり、厳しい言葉をかけられるのは人によってマイナスな面もありますから、よっぽどメンタルが強くない限りおすすめできません。
明らかに理解してくれなさそうな人に話す
明らかにあなたのことを否定したり、理解してくれなさそうな方には相談したり話すのは止めましょう。
例えば、出産経験をしたことのない人には、妊娠した時の気持ちや不安定になる状態をリアルに理解してはもらえません。
未婚シングルマザーにとって、相談相手は非常に重要になります。
未婚で出産することは、日本では常識的ではないと考えられているため、不安を煽ってくるような意見を押し付けてくる人もいるのが現実。

私も妊娠中相談相手に困った時期がありますし、相談相手を間違えて説教されたこともあります。
その経験を踏まえて私自身が未婚シングルマザーさんの相談に乗れたらと思い、Twitterを始めたのです。

私はTwitterで未婚シンママならではの話題をツイートしたりたまにスペースやったりしているので良かったらチェックしてみてくださいね!Twitterアカウント→@singsing_single
将来のことばかりを考える
将来のことばかりを考えると、不安と心配が大きくなってしまいます。

未婚シングルマザーは、お金のこと・仕事のこと・育児のこと・子どもにお父さんがいなくてかわいそうな思いをさせないか等…考え出すとキリがありません。
将来のことばかりを考えてしまう気持ちはわかるのですが、できるだけ楽しいことを思い描くようにしましょう。
- 「子どもと一緒に行きたい場所はどこかな?」
- 「子どもと一緒にどんなことして遊ぼうかな?」
- 「子どもが喜んでくれる美味しいご飯をつくれるようになろう!」
など、将来や未来のことを考える時は、できるだけ前向きになれることを考えていきましょう。
未婚出産してシングルマザーになるための心構え

未婚で出産する場合、心構えが必要です。

1人で育てていく自信がなくても、自分で出産を選んだのならば投げ出さずに子どもを育てていくという強い気持ちが絶対に必要です。
私が妊娠中にシングルマザーになるための心構えとして行ったことは主に下記の3つになります。
- 子どもが毎日楽しく過ごせる環境をつくる
- 自分のプライベートや余計なことは他人に伝えない
- 他人に何を言われても真に受けない
子供が毎日楽しく過ごせる環境をつくる
子どもを出産すると決めたら、「絶対に子供と幸せな日々を過ごすんだ!」という強い気持ちで生きるのは重要になってきます。

私は不安なことがあれば必ず「子どもと幸せになるための試練だ。絶対に2人で幸せになるんだ!」と自分に言い聞かせていました。
子どものためにおもちゃを購入したり、お洋服を買ったり、そして何よりママとして楽しく生活できるような環境を整えていきました。
ママが楽しくて笑って過ごせていれば、子どもも笑って過ごしてくれます。
まずはあなたが楽しく子育てできる環境を確保することが大切なのです。
自分のプライベートや余計なことは他人に伝えない
未婚シングルマザーであるという事実は、あなたが他人に伝えない限り他人にはわかりません。
もちろん、行政などの窓口では未婚であることを伝える必要がありますが、普段生活していく中では未婚で妊娠して出産したことは隠しておけばいいのです。

私はシングルマザーとして生活していることを近所の人や職場の人に知られていますが、未婚シングルマザーであることは誰にも伝えていません。
「旦那さんはどんな仕事しているの?」などと聞かれたことはたくさんありますが、その度に「実は私シングルマザーで…。」と伝えるとそれ以上突っ込んで聞いてくる人は誰一人いませんでした。
- 子どもがいる=旦那がいた
- シングルマザー=旦那と離婚した
と考える人がほとんどなので、あなたのプライベートをわざわざ細かく伝える必要は一切ないのです。
他人に何を言われても真に受けない
シングルマザーとして育児をしていると、他人の言葉に敏感に反応してしまうこともあります。
憐れんだ目でみられたり、失礼な言葉をかけられることもあるでしょう。

私は幸運にも他人から傷つくような言葉はかけられたことはないのですが、子どもが産まれて間もない頃は他人の目や他人にどう思われるかが非常に気になっている状態でした。
シングルマザーとして子供を産み、育てていくことに後悔したり自身がないと思っている状況だと心が弱くなっていくので、シングルマザーとして誇りを持って生きていくことが大切です。

「自分の選択は最善だし、幸せになるために必要なことだった」と心から思えるようになると、自己肯定感もアップして他人からの言葉が気にならなくなりますよ。
まとめ

本来、妊娠はとても喜ばしいことです。
未婚シングルマザーであってもそれは同じ。
未婚シングルマザーであろうと、あなたの覚悟と心構え次第で、妊婦生活を楽しむことはできます。
辛い時は1人で抱え込まずに、あなたが心から信頼していてあなたのことを応援してくれる人に相談しましょう。
子育ては1人ではできませんし、1人で生きていくこともできないのです。

そんな大切なことに気づいてからは、サポートしてくれる方々に頼らせてもらいながら、シングルマザーとして充実した日々を過ごしながら子どもを育てていくことができています!