- ファミリーサポートセンター(ファミサポ)を利用したいけど他人に子供を預けるのが心配
- ファミサポは非常に安いけど安心して利用できるのか知りたい
- 実際に利用した感想を知りたい

という方に向けて、子どもが6ヶ月の頃からファミサポを利用している私の経験をシェアしていきます。
結論からいうと、ファミサポは怖くもないし危険だと感じたことすらありません。
しかし、「ファミサポは危険」「ファミサポは安すぎて不安」という意見がでてくるのも理解できる部分があるので、その点に関して詳しくお伝えしていきます。
ファミリーサポートセンターとは?

ファミリーサポートセンター事業とは、以下になります。
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)は、乳幼児や小学生等の児童を有する子
出典:子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)の概要
育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けたい者と当該援助を行いたい者との相互援
助活動に関する連絡、調整等を行う事業。

主なファミリーサポートセンターの援助活動の例は、こちらをご覧ください。
- 子育て家庭に対する掃除、洗濯、買い物、食事の支度などの家事支援。
- 保育園や幼稚園などの開始前、終了後、子どもを預かること。
- 保育園や幼稚園などへの送迎。
- 学校の放課後子どもを預かること
- 買い物などの外出の際に子どもを預かる。
- 保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かる。
- 冠婚葬祭や、学校行事(兄弟などがいる場合)の際、子どもを預かる。
- 早朝・夜間等の緊急預かり対応。
利用方法の流れ

ファミリーサポートセンターの利用方法の流れは、下記になります。
- ファミリーサポートセンターへ訪問。事業説明を受けた後に会員登録。
- ファミリーサポートセンターのスタッフさんと話し合い。支援会員さんの条件を伝える。
- 支援会員さんの紹介。ファミサポスタッフ立ち合いの元事前顔合わせ。
- 支援会員さん決定後、直接連絡を取り合い預ける日を話し合う。
- 実際に支援を受ける。
- 利用料金のお支払い。
- その後も継続して利用する場合、支援会員さんと直接連絡を取り利用することが出来る。
全体的な流れは、下記の図を参考にしてください。


支援会員さんは、ご近所の方を優先的に紹介してもらうことができます。
利用料金と利用時間
ファミリーサポートセンターは、ベビーシッターを雇うよりも、安く子供を預けることが出来ます。
地域によってばらつきがみられますが、私が住んでいる地域は下記の料金で利用可能でした。
- 月曜日~金曜日(7:00~19:00):1時間700円
- 土・日・祝日・年末年始(7:00~19:00):1時間900円

地域によって多少の金額の差はあるようです。
ちなみにひとり親の場合は、ファミサポを利用する地域によって助成金を受けられる場合があります。
私の住んでいるところではひとり親の場合、1時間当たり350円で利用できます。
ひとり親の方で利用してみたいと思う方は、助成金がおりるかどうかを市町村窓口で確認してみましょう。
どこで子供を預かってもらうの?
子供の預かり場所は、依頼会員が決めることが出来ます。
自宅希望ならば、支援会員さんに自宅まで来てもらって子供の面倒をみてもらえます。
しかし、自宅にママも子供も支援会員さんもいる状態ですと、絶対に子供はママの方に寄って来ます。
ですから、自宅で預かってもらう場合は、ママは外出している時にしましょう。
自宅で仕事をしたい、家事をやりたいなどという場合は依頼会員さんのお宅へ子供を預けます。
慣れないうちは、ママの目が届かないところで子供を預けるのが不安かもしれません。

私も、他人の家に子供を預けるのは最初の頃は不安でした。
子供も最初嫌がってましたが、今では支援会員さんのお宅へいくと楽しそうに笑顔をみせてくれます。
ファミサポは怖い?危険?


実際にファミリーサポートを利用する前は、私も自分の子どもを他人に預けることが怖いと思っていました。
ファミサポを利用する場合は、基本的にママの目の届かない所で支援会員さんに子供の面倒をみてもらうことになります。
ですから、支援会員さんとの信頼関係が育まれるまではママの心配はつきまとうでしょう。
支援会員さんとの顔合わせ時には、ファミリーサポートセンターのスタッフさんが必ず同伴してくれます。
顔合わせ時の印象が悪かったり、不安があるようならファミサポのスタッフさんへ相談しましょう。
私の場合、1人目に紹介してもらった支援会員さんは品があり、好印象でなんの心配もありませんでした。
しかし、ママ友からは「ド派手な方を紹介されたから少し不安」と言っている方がいらっしゃいました。

人は見た目だけでは判断できませんが、やはり第一印象は大事ですよね。
実際にあった最悪な出来事
「ファミサポが怖い、危険だ」といわれているのは下記の出来事が大きな原因だといえるでしょう。
この記事のような悲しい事件は、残念ながら他人に子供を預ける側ならば、誰にでも起こ得る可能性はゼロにはなりません。
ファミサポであろうと、ベビーシッターであろうと、保育園であろうと、他人に子どもを預けるからには付きまとってしまうリスクです。
ファミサポの支援会員さんは、ファミリーサポートセンターが主催する「支援会員登録講習会」を受講し、合格した方だけがなれる制度です。
ですから本来は安心して預けられる制度なので先ほどご紹介したような記事のような問題が多発しているわけではないのです。

ファミサポは、子どもが生後3ヶ月から利用できます。
一方でリスクも大きくなる可能性はありますから、私は生後半年を過ぎてから利用し始めました。
利用料金が安い理由

「ファミリーサポートは危険で、制度がしっかりしていないから安いんじゃないの?」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
ベビーシッターに依頼すると、1時間の相場は1,300円程で、人気のベビーシッターだと2,500円でも予約が入る方も多いそうです。
ではなぜ、ファミリーサポートは利用料金が安いのでしょうか?
実際にファミリーサポートセンターに電話で質問してみたところ、下記の返答をいただくことができました。

支援会員さんはあくまで有償ボランティアとして労働しているため、安い料金で利用することが可能とのことで納得ができました。
支援会員さんはどんな人?
ファミリーサポートの支援会員さんは、様々な方がいらっしゃるようです。
- 子育て中のママ
- 育児がひと段落ついたママ
- 高齢者施設で働いている女性
- 子どもと遊ぶのが好きな女性
8割~9割くらいが上記の特徴に当てはまるようです。

お年寄りや子供のお世話をするのが得意で、献身的な方が多い印象です。しかし、子育ての経験がない支援会員さんもいらっしゃるそうです。
とはいえ、有償ボランティアで子供の面倒をみたいという方ですから、子供好きには間違いなさそうですね。

私が実際にお会いした支援会員さんは、みなさん穏やかで優しい雰囲気の方ばかりでした。
まとめ


ファミリーサポートの支援制度は、私のようなシングルマザーやワンオペ育児をしているママにとってはありがたい制度です。
ご近所の方で、困ったときに子どもの面倒をみてくれる人がいるというのは心の安定にも繋がります。
実際の問題点として、支援会員さんの当たりハズレは確かにあるかもしれませんが、基本的には子どもを安心して預けられるような支援会員さんばかりです。
ファミサポの料金が安いのも、有償ボランティアであるからなので不信感を抱く必要もありません。

ファミサポを利用するようになってから、辛い瞬間を1人で抱え込まなくなりました。私はこの制度に心から救われている1人です。