胎児認知を拒否された!調停を申し立てて認知してもらうべき?

泣いている未婚シングルマザーの妊婦
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未婚で子どもを妊娠し出産した場合、子父に認知をしてもらわない限り法律上の親子関係が生じません。

未婚の状態で妊娠をし、出産をするということは女性にとって非常に不安であり、心細いもの。

だからこそ、少しでも安心したいがために「胎児認知をしてほしい」という未婚の妊婦さんは多いのではないでしょうか。

ですが、あなたが未婚であるということは子父が結婚してくれず、その上父親としての責任からも逃げようとしている状態であるかもしれませんね。

今回の記事では、「胎児認知をどうしてもしてほしい」「胎児認知を拒否されたので調停を申し立ててでも胎児認知をしてほしい」という気持ちで過ごしている未婚の妊婦さんへ向けて書きました。

未婚シングルマザーである私が、子父に胎児認知をお願いした経験、胎児認知調停を申し立てて拒否された経験を元にご説明していきます。

目次

胎児認知を拒否されたらどうしたらいいの?

胎児認知とは、赤ちゃんがお腹の中にいる期間に子の父親に認知をしてもらうことを指します。

  • 胎児認知:子どもがお腹の中(胎児)にいる状態で認知をしてもらう
  • 任意認知:子どもが産まれてきてから認知をしてもらう
  • 強制認知:調停(審判)での手続きなどを経て強制的に認知をしてもらう

未婚シングルマザーの場合、上記のどれかの段階で子父に認知をしてもらうことになるでしょう。

しかし、胎児認知の場合は子父が「認知しない」と拒否してきた場合、残念ながら胎児認知を諦めるしかありません

話し合いの中で胎児認知は拒否されただけだから、裁判所を通して胎児認知調停を申し立てればいいのかな?

このように思う未婚シングルマザーさんもいらっしゃるかもしれませんが、胎児認知に関しては例え裁判所を通して調停を申し立てても子父に拒否されたら諦めるしかないのです。

胎児認知に関しては、子父に拒否されたら「諦めるしかない」というのが結論です。

胎児認知は調停を申し立てるべきではない5つの理由

「どうしても胎児認知をしてほしいから調停を申し立てたい」という未婚シングルマザーさんたちへ、胎児認知に関しては調停を申し立てるべきではない理由をお伝えします。

  1. 胎児認知を拒否されているのなら諦めるしかないから
  2. お金が無駄になる
  3. 時間が無駄になる
  4. 拒否されてますます落ち込む
  5. 胎児へ悪影響があるかもしれない

胎児認知を調停を申し立ててまでしてほしい気持ちは痛いほどわかりますが、拒否されたら諦めるしかないのでおすすめはしません。

胎児認知を拒否されているのなら諦めるしかないから

先ほどもお伝えしたように、胎児認知を拒否されているのならば、例え調停を申し立てたとしても胎児認知はしてもらえません。

子父の中には、調停を申し立ててまで胎児認知して欲しいというあなた強い意志が伝わったことにより、胎児認知をしてくれる男性もいるかもしれません。

しかし、そのような男性は限りなく少ないので期待はしないでおきましょう。

女性側からすると「あなた以外の子どもであるわけがないんだけど!100%あなたの子なのに!」と怒りの感情や悲しみに打ちひしがれてしまうほどになりますよね。

ですが、法律上子どもが胎児の段階では強制的にも認知をさせる手段はないのです。

出生前DNA鑑定という手段に関しては、後程お伝えしていきます。

お金が無駄になる

胎児認知をどうしてもしてほしいがために調停を申し立てるとなるとお金がかかります。

弁護士に依頼しなければ数千円で済みますが、弁護士に依頼すると数千円では済まない金額が請求されます。

拒否されたらどうにもできない案件にお金をかけるのは本当に無駄なので、潔く諦めるのがいいでしょう。

時間が無駄になる

胎児認知をする気のない相手に胎児認知をお願いしても、時間の無駄になるだけです。

子父の状態によっては、強く胎児認知をお願いしたら認知してくれそうというケースもあるかもしれません。

「話し合えば認知してもらえそう」という場合のみ、時間をかけてでも話し合うべきでしょうが、拒否されている場合は話し合っても時間が無駄になることでしょう。

拒否されてますます落ち込む

子どもを妊娠したとういうことは、当時はそれなりの信頼関係があったことでしょう。

それなのに、子どもを妊娠した途端無責任に逃げて胎児認知をしてもらえない状況下に置かれると、恐らく多くの女性は精神的にかなり落ち込みます。

私も精神科に通うくらい落ち込み、妊娠中は頻繁に精神不安定になり泣いたり絶望を繰り返している状態でした。

胎児へ悪影響があるかもしれない

妊娠中の精神的ストレスは、胎児へ悪影響を及ぼす可能性があります。

大きなストレスを抱えていると血管を収縮させてしまい、子宮収縮や血液の流れが悪くなり胎児に栄養が行き届きにくくなる可能性があるからです。

ママが妊娠中にストレスを抱えながら過ごしていると、早産や低体重発育の子どもが産まれてくる確率が高くなるともいわれています。

出生前DNA鑑定の落とし穴

胎児認知をさせたいのならば、出生前DNA鑑定を行う選択肢もあります。

しかし、出生前DNA鑑定にも落とし穴があります。

親子であるのは間違いないのにも関わらず、出生前DNA鑑定で親子関係が証明されないケースがあるのです。

実際に出生前DNA鑑定をした妊婦さんから聞いた話ですが、100%子の父親である人物との出生前DNA鑑定をしたのに、親子関係が認められない判定になってしまったというのです。

このことから、出生前DNA鑑定は100%正確な判定がでるとは限らないようなのです。

出生前DNA鑑定は母子共に負担がかかるので、できれば子どもが産まれてから唾液を採取するDNA鑑定を行うのがいいでしょう。

まとめ

胎児認知をしてもらうことで、妊娠中の不安や心配事を少しでも減らしたいと思う未婚妊婦さんはいらっしゃるでしょう。

ですが、今回ご説明したように、胎児認知を拒否している状態の子父とは、いくら話し合っても拒否され続ける可能性が高いでしょう。

胎児認知にこだわり、拒否し続けられるのならばそれは精神的にもますますきつくなってしまいます。

私の経験からいえることは、胎児認知にはこだわらず子どもが産まれてから認知調停を申し立てるという選択が、これ以上屈辱を味わう必要がないかもしれません。

泣いている未婚シングルマザーの妊婦

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