養育費請求調停の流れ|有利に進めるポイントと聞かれる内容について

養育費請求調停の流れ|有利に進めるポイントと聞かれる内容について
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養育費に関して話し合いでまとまらない場合は、養育費請求調停を申し立てる必要があります。

今回の記事では、未婚シングルマザーである私が養育費請求調停を弁護士に依頼した経験を元に、詳しくご説明していきます。

  • 養育費請求調停の流れを知りたい
  • どんなことを聞かれるの?
  • 有利に進めるためのポイントを知りたい!

このような疑問をお持ちの方は、私の経験をどうぞ参考にして養育費請求調停の準備をしていきましょう。

目次

養育費請求調停の6つの流れ

養育費の取り決めについて

養育費請求調停を申し立てるためには、子どもの父親に認知をしてもらっていることが必須です。

そこで、まだ認知をしてもらっていないという方は下記の記事からお読みください。

養育費請求調停は、弁護士に依頼せずに自分で申し立てることも可能です。

  1. 養育費請求調停に必要な書類を揃える
  2. 養育費請求調停に必要な費用を用意する
  3. 家庭裁判へ養育費請求調停を申し立てる
  4. 家庭裁判が調停の日時を指定してくれる
  5. 話がまとまるまで月に1回ペースで調停が行われる
  6. お互いの合意が得られたら調停が終了する

養育費請求調停に必要な書類を揃える

養育費請求調停を申し立てるためには、下記の書類が必要です。

養育費請求調停に必要な書類
  • 養育費請求調停の申立書原本及び写し:各1通
  • 連絡先等の届出書:1通
  • 事情説明書:1通
  • 進行に関する照会回答書:1通
  • 子どもの戸籍謄本(全部事項証明書):1通
  • 子の父親の戸籍謄本:1通
  • 申立人の収入関係の資料(源泉徴収票・給料明細・確定申告書等の写し)

下記の書類は、裁判所のHPからダウンロードが可能です。

裁判所のHPよりダウンロードするもの
  • 養育費調停申立書
  • 連絡先等の届出書
  • 事情説明書
  • 進行に関する照会回答書

※必要に応じて提出するもの

  • 非開示の希望に関する申出書

ご自身で揃えることができるならばいいのですが、育児で忙しく手が回らない方は、弁護士さんに依頼するのが確実です。

より詳しい事や記入例は、裁判所のHPの養育費(請求・増額・減額等)調停の申立てをご覧ください。

養育費請求調停を申し立てるための費用

養育費請求調停に必要な書類が揃ったら、家族裁判所へ養育費請求調停を申し立てましょう。

養育費請求調停に必要な費用は以下の通りです。

養育費請求調停に必要な費用
  • 収入印紙:1,200円(子ども1人につき)
  • 郵便切手:100円2枚・84円10枚・10円20枚
  • 戸籍謄本2通分:900円(1通450円)

ご自身で養育費請求調停を申し立てる場合、かなり安い費用で済みますが、揃えるのは大変だということを頭に入れておきましょう。

家庭裁判へ申し立てる

必要書類と費用の準備が済んだら、管轄の家庭裁判所へ調停を申し立てます。

基本的に申立先の裁判所は、相手方の住所地を管轄する家庭裁判所が原則です

例外として、相手方と合意している場合は、お互いが合意した先の裁判所に申し立てることもできます。

弁護士が絡んでくると、弁護士が指定した裁判所へ申し立てることになるので、ケースバイケースです。
基本は相手方の所在地を管轄する家庭裁判になります。

調停のスケジュール調整がされる

養育費請求調停を申し立てると、調停委員が調停の日時を調整してくれます。

申立人と相手方の都合に合う日で調整してくれるので、お互いが参加して話し合いできる日を選んでくれます。

どうしても都合がつかない場合や、代理人の弁護士が出席してくれるのならば、申立人と相手方が揃わない日に行われることもあります。

月に1回のペースで調停が行われる

その後、調停の進み具合によって、だいたい月に1回のペースで調停が行われます。

調停の中でお互いの意見に寄りそいながら、調停委員や弁護士さんと共に解決へ向かいます。

お互いの合意のもとで調停が終了

お互いの合意のもとで、調停は「成立・不成立・取り下げ」のどれかで調停は終了します。

  • 成立:お互いが合意した場合に調停成立として終了する
  • 不成立:お互いの合意がとれずに話し合いでは解決できないと判断され終了する
  • 取り下げ:申し立てた側が調停を取り下げる

もしも納得できない結果になった場合、再度調停を申し立てることは可能ですが、その場合も弁護士に依頼するのが賢明な判断でしょう。

養育費請求調停は弁護士に依頼した方がいいの?

ここまでご説明してきましたが、法のことを把握していない一般人がたった1人で調停を申し立てて戦い抜くのは非常に大変なことでしょう。

養育費請求調停を経験した私の意見としては、弁護士に依頼することをおすすめします。

私の場合、弁護士に依頼しても養育費請求調停は非常に大変なものでした。1人だったら確実に最後まで戦えなかったと感じています。

シングルマザーでご家族の力を借りず、1人で子どもを育てながら養育費請求調停を申し立てるのは、現実的に難しいでしょう。

逆に、子どもがある程度大きかったり、ご自分のご両親やご家族が手伝ってくれるのなら可能かもしれません。

ご自身の生活環境によって申し立てる方法を考えていきましょう。

養育費請求調停を有利にすすめるための3つのポイント

養育費請求調停のポイントを紹介する女性

調停をスムーズに進めるために、心がけて欲しい3つのポイントは下記になります。

3つのポイント
  1. 感情的にならない
  2. 相手のことを侮辱しない
  3. 日々の苦労や経済的に苦しい事実を伝える

1.感情的にならない

調停では感情的になりやすいとは思いますが、出来るだけ冷静になることが大切です。

相手が話し合いに応じてくれないので調停を申し立てたわけですから、色々な想いや不満が溜まっていることでしょう。

しかし、その不満をそのまま調停委員さんへぶつけてしまうことはよくありません。

調停委員さんからのあなたの印象が悪くなってしまうことは避けたいので、なにをいわれてもなるべく冷静さを保ちましょう。

2.相手のことを侮辱しない

相手への怒りや不満、憎しみが溜まっていることもあるかもしれませんが、相手を侮辱するのはやめましょう。

こちらもまた、調停委員さんからの印象を悪くしてしまう原因になってしまうこともあります。

重要なのは、相手を侮辱することなく、自分の主張を調停委員さんを通して相手へ伝えることです。

3.日々の苦労や経済的に苦しいことを伝える

養育費を貰っていないことで、あなた自身がどれだけ苦労して大変な生活を送っているかを主張することが、最大のポイントとなります。

日々の苦労や経済的に苦しいことを伝えることで、調停委員さんには養育費の必要性が強く伝わります。

ですから、あなたにとって養育費が必要不可欠であることを理解してもらうことにより、調停を有利に進めることができるのです。

例えば養育費を受け取れていないシングルマザーの場合ですと、下記のような内容を伝えましょう。

子どものために睡眠時間を削ってまで働いていますが、体力的にも精神的にももう限界です……。養育費がないと生活が成り立ちません。

このように、あなたの苦労や日々の大変さを伝えることで、調停委員に相手方の養育費支払い義務を重くお受け止めてもらえる可能性が高くなるのです。

実際に鬱病になってしまったりカウンセリングに通っている場合は診断書を家庭裁判へ提出するのもいいでしょう

養育費請求調停当日に聞かれること

次に、調停で調停委員さんから聞かれることをお伝えしていきます。

  1. 現在の経済状況
  2. 現在の生活状況
  3. 未払い分がある場合一括でもらうかどうか

あくまで私が聞かれたことになるので、全ての方にこの質問が投げかけられるとは限りません。参考までにお伝えします。

現在の経済状況

まず、養育費請求調停ではあなたの現在の経済状況をきかれるでしょう。

現在仕事はしてますか?収入はどのくらいですか?

正直にあなたの現在の経済状況を調停委員へ伝えましょう。

現在の生活状況

生活状況に関してもきかれますが、ここで重要なポイントがあります。

養育費をもらえていないことでの不都合をできるだけ具体的に調停委員さんへ伝えましょう。

養育費をもらえていないので、生活がとても苦しくて精神的にも不安的です。精神科にも通ってます。

など、かなり自分の生活や心が不安定であることを訴えましょう。

精神科やカウンセリングに通っているのならば診断書などがあるとより強く生活が辛いことを訴えられます。

未払い分について

養育費の未払い分がある場合、そのお金を一括で支払ってほしいかどうかを聞かれます。

未払い分に関しては、一括がいいですか?それとも何回かにわけてもいいでしょうか?

〇〇月までに一括で支払ってもらわなければ困ります。

というように、こちらも具体的に何月までにしっかり払って欲しいことを伝えていきましょう。

調停委員とコミュニケーションを取る際の注意点

実際に養育費請求調停を申し立ててみて感じたことは下記になります。

  • 調停委員は高齢な方が多い(60~70代)
  • 養育費未払いに関してあまり問題視していない様子
  • 未払いをしている相手に対してなぜか優しい

私は「養育費の未払いはあってはならないことだ」と思っていました。しかし、調停委員さんが上記のような反応だったので正直驚きました。

相手も経済的に余裕がないみたいですから、みぃこさんも理解してあげられませんか?

というようなニュアンスで、「相手の気持ちに寄りそってください」というようなことまで言われました。

正直調停委員さんの態度には不満がありましたが、出来る限り感情的にならず自分の希望を妥協せずに伝えました。

調停では曖昧な返答をしてはいけません。強い意志を調停委員さんにも伝えていきましょう。

養育費請求調停当日に気を付けるべきこと

養育費請求調停当日は、下記のことに気をつけましょう。

気をつけるべきこと
  • 必ず開始時刻の10分前に行く
  • 高価な服やバックを身に着けずシンプルな服を着る
  • 養育費がなくても生活が成り立っているなどとは絶対に主張しない

当たり前ですが、遅刻はあなたの印象を悪くしてしまうので時間に余裕を持っていきましょう。
服装も派手過ぎず、だらしないと思われない服装がベストです。

まとめ|養育費請求調停では日々の苦労を伝えよう

調停でのポイント

調停は話し合いの場ですので、調停委員さんも出来るだけ円満に解決できることを望んでいます。

そこで、養育費請求調停へ参加する際のポイントを最後にもう一度まとめます。

養育費請求調停のポイント
  • あなたの主張をはっきりと伝える
  • 養育費をもらえていないことが原因で生活が苦しいことを伝える
  • 養育費をもらえていないことが原因で精神的にも苦しいことを伝える
  • 感情的にならない
  • 相手を侮辱しない

養育費は子どもの権利です!相手が無職ではない限り、養育費を受け取れる可能性は高いのでしっかり家庭裁判を通して手続きをしていきましょう。

養育費請求調停の流れ|有利に進めるポイントと聞かれる内容について

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